カジュアル前撮り完全ガイド | 自然体でおしゃれな写真を叶えるコツとプラン

Blog

「前撮りってなんだか堅苦しそう...」「ウェディングドレスじゃなくて、普段の私たちらしい写真を残したい」そんな風に感じているカップルが、実はとても多いんです。

最近では、従来の正統派ウェディングフォトではなく、私服やカジュアルな衣装で行う「カジュアル前撮り」が大人気。SNSでも「#カジュアル前撮り」のハッシュタグが急増しており、自然体でおしゃれな写真を求めるカップルの新しい選択肢として注目されています。

この記事では、カジュアル前撮りの基本から、おすすめスタイル、ロケーション選び、成功のコツまで、経験豊富なフォトグラファーの視点から詳しく解説します。「ふたりらしい写真を残したいけど、どうすればいいかわからない」という方は、ぜひ最後までお読みください。

1. そもそも"カジュアル前撮り"とは?定義と最近のトレンド

「前撮りってウェディングドレスじゃないとダメなの?」そんな疑問を抱いているカップルが実は多いんです。最近は、堅苦しい正統派スタイルよりも、普段の二人らしさを大切にした「カジュアル前撮り」が急速に人気を集めています。

カジュアル前撮りとは、ウェディングドレスや和装ではなく、私服やセミフォーマルな衣装で行う前撮り撮影のこと。シャツ×デニムのリンクコーデ、ワンピース×スニーカーの組み合わせ、お気に入りのカフェでの撮影など、「いつもの二人」を特別に残すスタイルです。

2023年以降、SNSでの「#カジュアル前撮り」投稿は前年比約2.5倍に増加。特に20代後半から30代前半のカップルの間で、「自然体でおしゃれな写真を残したい」というニーズが高まっています。従来の前撮りが10〜30万円かかるのに対し、カジュアル前撮りなら3〜15万円程度と手頃で、気負わずにチャレンジできるのも人気の理由です。

2. カジュアル前撮りの4大メリット

2-1. 費用をグッと抑えられる

「結婚準備でお金がかかるから、前撮りは諦めようかな...」そんな心配をされているカップルにこそ、カジュアル前撮りをおすすめしたいです。

従来のウェディングフォトでは、ドレスレンタル、ヘアメイク、スタジオ使用料などで10〜30万円程度かかるのが一般的。しかしカジュアル前撮りなら、私服を活用することで衣装代を大幅にカットできます。プロカメラマン依頼でも5〜15万円、セルフ撮影なら1〜3万円程度で素敵な写真を残すことができます。

浮いた費用は新生活の準備や新婚旅行にまわせるので、「写真は残したいけど予算は抑えたい」というカップルの現実的なニーズにぴったり合うんです。

2-2. スケジュールの自由度が高い

「仕事が忙しくて、前撮りの準備に時間をかけられない...」そんな働き盛りのカップルでも、カジュアル前撮りなら気軽にチャレンジできます。

ウェディングドレスでの撮影では、衣装合わせやヘアメイクリハーサルなど、事前準備だけで1〜3回はスタジオに足を運ぶ必要があります。でもカジュアル前撮りなら、手持ちの服を活用するので事前準備は最小限。「来週末急に時間ができた」「良い天気だから撮影したい」といった思い立った時にも対応しやすいんです。

また、撮影時間も2〜3時間程度と短めなので、お休みの日の午前中だけ、夕方だけといった使い方も可能。忙しい現代のカップルのライフスタイルに合わせて、柔軟にスケジューリングできるのが大きな魅力です。

2-3. 自然体の笑顔が残せる

「カメラの前だと緊張して、うまく笑えないんです...」撮影への不安を口にされるカップルは本当に多いんです。でもカジュアル前撮りなら、そんな心配は無用です。

普段着での撮影は、まるでデートの延長のような自然な雰囲気。堅苦しいポージングよりも、手をつないで歩いたり、ベンチでおしゃべりしたり、いつもの二人の様子をそのまま写真に残せます。「こんなに自然に笑えるなんて!」と驚かれるカップルがとても多いんです。

また、お気に入りの場所での撮影なら、思い出話に花が咲いて自然と表情も和らぎます。写真を見返すたびに、その日の楽しい気持ちまで蘇ってくるような、温かな記録を残すことができるでしょう。

2-4. 日常が特別な思い出になる

普段何気なく歩いている街角、よく行くカフェ、二人が初めてデートした公園...そんな日常の場所が、カメラを通すことで特別な空間に変わります。10年後、20年後に写真を見返した時、「あの頃よく行った場所だね」「この服、お気に入りだったよね」と、その時代の二人を丸ごと思い出せます。

ウェディングドレスも素敵ですが、普段の二人を残すことで、より長く愛される写真になります。結婚式当日とは違った、等身大の二人の記録として、きっと一生の宝物になることでしょう。

3. 押さえておきたいカジュアル前撮りスタイル4選

3-1. 私服リンクコーデ

「どんな服を着ればいいかわからない...」そんな時は、まず「リンクコーデ」から始めてみませんか?お互いの服装に共通点を作ることで、統一感のある仕上がりになります。

● シャツ×デニムで等身大ショット

最も取り入れやすいのが、白いシャツとデニムの組み合わせ。男性はシャツ×デニム、女性はブラウス×デニムスカートなど、アイテムは違っても「白×ブルー」で色を合わせると自然な統一感が生まれます。足元も白いスニーカーで揃えれば、爽やかで親しみやすい印象に。

撮影場所は緑の多い公園やカフェのテラスがおすすめ。自然光の下で撮影すると、清潔感のある仕上がりになります。ポーズも堅苦しくせず、手をつないで歩いたり、ベンチに並んで座ったりと、いつもの二人の様子を大切にしましょう。

3-2. シンプルドレス+スニーカー

● ドレスアップ×カジュアルダウンのバランス術

「ちょっと特別感も欲しいけど、堅苦しいのは嫌」そんなカップルにぴったりなのが、ドレス×スニーカーの組み合わせです。

女性はシンプルなワンピースやマキシドレス、男性はシャツ×チノパンなど、きれいめカジュアルでまとめるのがポイント。そこに白いスニーカーをプラスすることで、上品さと親しみやすさを両立できます。色味は全体的にトーンを揃えて、ベージュ×白、ネイビー×グレーなど、落ち着いたカラーパレットがおすすめです。

このスタイルなら、お食事会や結婚報告を兼ねた撮影にも使えて一石二鳥。撮影後にそのままレストランへ、なんて使い方もできるので実用的です。

3-3. 旅先ロケーション撮影(新婚旅行を兼ねて)

「せっかくなら旅行も兼ねて、素敵な場所で撮影したい」そんな欲張りな願いも、カジュアル前撮りなら叶えられます。

国内なら軽井沢の高原、沖縄のビーチ、京都の古い街並みなど、お二人の思い出の場所や憧れのスポットで撮影可能。旅先での撮影は、いつもと違う環境でより自然な表情を引き出してくれます。また、現地のフォトグラファーに依頼すれば、観光客では知らない隠れスポットでの撮影も楽しめます。

服装は旅先の雰囲気に合わせて選ぶのがコツ。リゾート地ならリネンシャツとマキシスカート、古都なら落ち着いたトーンのコーディネートなど、場所と調和することで一体感のある写真に仕上がります。

3-4. セルフ写真館・セルフスタジオ

「カメラマンがいると緊張しちゃう...」そんなシャイなカップルには、セルフ撮影という選択肢もあります。

最近増えているセルフ写真館なら、スタジオ機材は本格的なのに、撮影は完全にお二人だけ。1時間3,000円程度で利用でき、納得いくまで何度でも撮り直しができます。背景やライティングはプロ仕様なので、スマホ撮影とは一味違った仕上がりに。

また、自宅や思い出の場所でのスマホ撮影も、三脚とセルフタイマーを使えば十分素敵な写真が残せます。大切なのは機材の良し悪しよりも、二人が心から楽しんでいる瞬間を切り取ること。リラックスした雰囲気の中で、本当に自然な笑顔を残せるでしょう。

4. カジュアル前撮りにおすすめのロケーション3選

4-1. 旧平田源七邸などレトロ邸宅(東京)

「おしゃれで人とは違う写真を撮りたい」そんなカップルに人気なのが、歴史ある邸宅での撮影です。東京都内には一般開放されている古民家や洋館が意外とたくさんあります。

旧平田源七邸(東京都足立区)は、大正〜昭和初期の建築美が楽しめる撮影スポット。レトロな建物と現代的なカジュアルコーデのコントラストが、とてもおしゃれな仕上がりを生み出します。特に午後の柔らかい光が差し込む時間帯は、ノスタルジックで温かな雰囲気の写真が撮れます。

注意点は事前の撮影許可と混雑時間の確認。平日の午前中なら比較的人も少なく、ゆっくりと撮影できます。入場料も数百円程度とリーズナブルなので、コストを抑えつつ特別感のある写真を残したいカップルにおすすめです。

4-2. カフェ&街角スナップ(吉祥寺・蔵前ほか)

「いつものデートコースで撮影したい」というカップルには、お気に入りのカフェや街角での撮影がぴったりです。

吉祥寺や蔵前、中目黒といったおしゃれな街には、撮影に向いているカフェがたくさんあります。テラス席のあるカフェなら、コーヒーを飲みながら自然な会話を楽しんでいる様子を撮影可能。また、商店街やアンティークショップが並ぶ通りを歩きながらのスナップ撮影も、日常の延長線上で素敵な写真が残せます。

撮影のコツは、お店への事前確認と周囲への配慮。混雑時間を避け、他のお客様の迷惑にならないよう注意しましょう。私服での撮影なら目立ちにくく、自然にカメラマンと一緒に歩いて撮影できるのもメリットです。

4-3. 湖畔のサンセット(山中湖)

「ロマンチックな写真を撮りたい」というカップルの定番といえば、やはり水辺での撮影です。山中湖なら、都内からのアクセスも良好で、富士山を望む絶景ロケーションが魅力。

夕方の時間帯を狙えば、オレンジ色に染まる空と湖面をバックに、映画のワンシーンのような写真が撮れます。湖畔を手をつないで歩いたり、桟橋や湖畔の芝生に座って夕日を眺めたりと、自然なポーズでロマンチックな雰囲気に。白や淡いブルーの服装にすると、湖の色と調和して爽やかな印象になります。運が良ければ、富士山のシルエットと一緒に撮影することも可能です。

高原の風で髪が乱れやすいので、ヘアスタイルはまとめ髪がおすすめ。また、湖畔は歩きやすい靴を選ぶことも大切です。撮影後に近くの温泉や湖畔のレストランで過ごせば、素敵なデートも兼ねられて一石二鳥ですね。

5. 写真映えするコーディネートのポイント3つ

5-1. 色味とトーンを合わせて "リンク感" を演出

「二人バラバラの服装で写真を撮ったら、なんだかちぐはぐに見えちゃって...」そんな失敗を避けるために、色の統一感は本当に重要なポイントです。

リンクコーデの基本は、「同じ色を使う」「同じトーンで揃える」「補色を効かせる」の3つの方法。同じ色なら、二人とも白いトップスやデニムアイテムを取り入れるなど。同じトーンなら、淡いパステルカラーで揃えたり、モノトーンでシックにまとめたり。補色なら、ネイビー×ベージュ、グリーン×ピンクなど、お互いを引き立て合う色の組み合わせを選びます。

避けたいのは、原色同士の組み合わせや、明度の差が激しいコーディネート。写真で見た時に一方だけが浮いて見えてしまいます。事前に並んで鏡の前に立ち、全体のバランスをチェックしてから撮影に臨みましょう。

5-2. 小物・プロップスで個性をプラス

「みんなと同じような写真じゃつまらない」そんな時は、小物やプロップスで個性を演出してみませんか。

手軽に取り入れられるのは、花束やドライフラワー、風船、フォトフレームなど。二人の趣味や共通の思い出にちなんだアイテムも素敵です。本好きカップルなら古い洋書、音楽好きなら楽器、旅行好きなら地図や旅行ガイドなど、パーソナルなアイテムを使うことで、より「二人らしい」写真になります。

また、季節感のある小物も効果的。春なら桜の枝、夏なら麦わら帽子、秋なら落ち葉やどんぐり、冬なら毛糸の小物など。自然に手に取れるものを選ぶことで、不自然さのない仕上がりになります。大切なのは、小物に振り回されすぎないこと。あくまで二人が主役であることを忘れずに。

5-3. 季節感×素材選びでワンランク上

「写真を見た時に、その時の季節や空気感まで伝わるような仕上がりにしたい」そんな希望を叶えるのが、季節に合わせた素材選びです。

春なら軽やかなコットンやリネン素材で爽やかに。新緑の季節には白やパステルカラーがよく映えます。夏は通気性の良い麻素材やサマーニットで涼しげに。海や緑をバックにした撮影には、ブルーや白が定番です。秋はウールやツイード素材で温かみを演出。落ち着いたアースカラーが紅葉と調和します。冬はカシミアやファー小物で上品さをプラス。深みのある色合いが冬の澄んだ空気感にマッチします。

素材感は写真からも伝わるので、安っぽい素材は避けて質感の良いものを選びましょう。特に自然光での撮影では、素材の質感がダイレクトに写真に現れます。

6. セルフ vs プロカメラマン 撮影方法別メリット・デメリット

6-1. セルフ撮影(スマホ/セルフスタジオ)

「カメラマンを呼ぶほどでもないし、二人だけで気軽に撮りたい」そんなカップルには、セルフ撮影という選択肢があります。

メリットは、圧倒的なコストの安さと時間の自由度。スマホ撮影なら機材費はゼロ、セルフスタジオでも1時間3,000円程度で利用可能です。また、人に気を遣うことなく、納得いくまで何度でも撮り直せるのも魅力。「この表情じゃない」「もう一度やってみよう」と、完全に自分たちのペースで進められます。

デメリットは、技術的な制約とクオリティの限界。構図や光の使い方、表情の引き出し方など、やはりプロとは差が出てしまいます。また、三脚とセルフタイマーでの撮影では、動きのある自然なショットは難しいのが現実。それでも「二人だけの時間を大切にしたい」「コストを最小限に抑えたい」という場合には、十分満足できる結果が得られるでしょう。

6-2. プロ依頼(スタジオ・ロケーション)

「やっぱりきれいな写真を残したいし、プロにお任せしたい」という場合は、プロカメラマンへの依頼を検討してみましょう。

メリットは、圧倒的なクオリティの高さと安心感。光の読み方、構図の決め方、表情の引き出し方など、長年の経験に基づいた技術で、素人では撮れない美しい写真を残してくれます。また、撮影中の進行管理やポーズ指導もお任せできるので、二人は撮影に集中するだけ。リラックスして自然な表情を見せることができます。

デメリットは、費用とスケジュールの制約。プロ撮影では5〜15万円程度の費用がかかり、カメラマンのスケジュールに合わせる必要があります。また、初対面のカメラマンとの撮影では、最初は少し緊張することも。ただし、経験豊富なフォトグラファーなら、すぐに場を和ませて自然な雰囲気を作ってくれるので、過度な心配は不要です。

6-3. TORUTOKOYAの特徴

「プロに頼みたいけど、どのフォトグラファーを選べばいいかわからない...」そんな悩みをお持ちの方に、私たちTORUTOKOYAの特徴をご紹介させてください。

これまで3,000組以上のカップルの撮影を手がけてきました。

「日本の結婚式 vol.38」で"花嫁が選ぶ注目フォトグラファー11選"に選出された後藤竜典を中心に、世界のウェディングフォトコンペで数々の賞を受けた専属カメラマンたちが在籍。

堅苦しいウェディングフォトではなく、「ふたりらしい自然な写真」を残すことに特化しているため、リラックスした雰囲気作りが得意です。撮影前には必ずお二人とお話しして、好みやご希望を詳しくヒアリング。当日は友達のような距離感で、楽しい撮影時間をお約束します。

東京都内を中心に、お二人のご希望に合わせて様々なロケーションでの撮影が可能です。「こんな場所で撮りたい」「こんなイメージで」といったご相談も、お気軽にお声がけください。

7. 撮影前にチェックしたい準備リスト

7-1. 衣装・靴・アクセサリー

「撮影当日にバタバタしたくない」そんな方のために、事前準備のチェックリストをご紹介します。まずは衣装まわりから確認していきましょう。

衣装の準備では、メイン衣装とサブ衣装の2パターンを用意しておくのがおすすめ。天候や撮影場所によって使い分けできます。事前にアイロンをかけて、シワや汚れがないかチェック。特にシャツ類は襟元が命なので、しっかりとプレスしておきましょう。

靴選びは意外と重要なポイント。ロケーション撮影では歩くことが多いので、履き慣れた靴を選ぶことが大切です。新品の靴は避けて、足に馴染んだものを。汚れても良い靴を選ぶか、汚れた時用の代替案も考えておきましょう。

アクセサリーは控えめが基本。大ぶりなピアスや派手な時計は、カジュアルな雰囲気に合わないことがあります。シンプルで上品なものを選んで、全体のバランスを整えてください。

7-2. ヘアメイク&セルフメイクのコツ

「プロのヘアメイクは頼まないけど、きれいに見せたい」そんな花嫁さんのために、セルフメイクで美しく仕上げるコツをお伝えします。

ベースメイクは、いつもより少ししっかりめに。屋外撮影では光が強いため、普段のメイクだと薄く見えてしまいます。ファンデーションは1トーン明るめを選び、コンシーラーでシミやクマをしっかりカバー。パウダーで仕上げて、テカリを防止しましょう。

ポイントメイクでは、眉毛とリップが重要。眉毛はやや濃いめに描いて、写真映えする表情を作ります。リップは落ちにくいティントタイプがおすすめ。撮影中の飲み物やおしゃべりでも安心です。

ヘアスタイルは、撮影場所と服装に合わせて選択。屋外での撮影が多い場合は、風で乱れにくいアップスタイルやハーフアップが実用的。ダウンスタイルなら、スタイリング剤でしっかりとセットして、乱れを防ぎましょう。

7-3. 撮影許可・混雑時間帯・雨天対策

「当日トラブルが起きたらどうしよう...」そんな不安を解消するために、事前の下調べは欠かせません。

撮影許可については、公園や商業施設では事前確認が必要な場合があります。三脚を使った撮影や大型の機材を持ち込む場合は、管理者への許可申請が必要なことも。個人のスマホ撮影程度なら問題ないことが多いですが、心配な場合は事前に問い合わせておきましょう。

混雑時間帯の確認も重要です。人気スポットは週末の昼間が最も混雑します。人混みを避けたい場合は、平日の午前中や夕方がおすすめ。季節イベント(桜祭り、紅葉シーズンなど)の時期は特に注意が必要です。

雨天対策では、屋内での代替撮影場所を確保しておくと安心。カフェや美術館、ショッピングモールなど、雨でも撮影できる場所をリストアップ。折りたたみ傘や雨具の準備も忘れずに。雨の日ならではの情緒的な写真も素敵なので、前向きに捉えることも大切です。

8. カジュアル前撮りを成功させる2つのコツ

8-1. テーマとイメージボードを作る

「なんとなく撮影するより、明確なイメージを持っていた方が良い写真が撮れるって聞いたんだけど...」その通りです。撮影前にテーマを決めることで、一貫性のある美しい写真が残せます。

テーマ設定のコツは、二人の関係性や好みを反映させること。「カフェ好きカップルの休日」「本好き同士の静かな時間」「アウトドア派の爽やかデート」など、二人らしいテーマを見つけてみましょう。そのテーマに合わせて、服装、場所、小物、ポーズを統一すれば、ストーリー性のある写真が完成します。

イメージボードは、Pinterestやインスタグラムで気に入った写真を集めて作成。色合い、構図、雰囲気など、理想の仕上がりを具体的にイメージしておくことで、カメラマンとの意思疎通もスムーズになります。「こんな感じで撮りたい」と具体例があると、撮影がとても効率的に進むんです。

8-2. ポージング&表情練習

「カメラの前でどうしていいかわからない」「自然な笑顔ってどうやって作るの?」そんな不安を感じているなら、事前の練習が効果的です。

基本ポーズは鏡の前で練習しておきましょう。手をつないで歩く、向かい合って話す、寄り添って座るなど、普段の仕草を意識的に美しく見せるコツを覚えておくと当日スムーズです。特に手の位置は重要で、自然に下ろすか、相手の腕に軽く添えるだけで、ぐっと上品な印象になります。

表情練習では、「自然な笑顔」を作る練習を。口角を上げるだけでなく、目元も笑うようにすると、心からの笑顔に見えます。また、真剣な表情、見つめ合う表情、ふと見せる素の表情など、バリエーションを増やしておくと、撮影時の選択肢が広がります。

当日は緊張するものなので、練習しておけば余裕を持って撮影に臨めるでしょう。

9. カジュアル前撮りでよくある失敗&注意点

9-1. 衣装のシワ・汚れ問題

「撮影当日に衣装にシワがあることに気づいて、慌ててしまった」そんな失敗談をよく耳にします。カジュアル前撮りだからこそ、衣装の状態には特に注意が必要です。

シワ対策は前日の準備が肝心。撮影前夜にすべての衣装にアイロンをかけ、ハンガーにかけて保管しましょう。移動時のシワを防ぐため、車での移動なら衣装用のハンガーを持参。電車移動なら、シワになりにくい素材の服を選ぶか、到着後にトイレなどでシワ伸ばしスプレーを使う方法もあります。

汚れ対策では、撮影場所に応じた準備を。公園撮影なら土や草の汚れ、海辺撮影なら砂や潮風、カフェ撮影なら食べ物のシミなど、想定されるリスクを考えておきましょう。万が一の汚れに備えて、着替えや汚れ落としグッズを持参すると安心です。

白い服は特に汚れが目立ちやすいので、撮影の順番を工夫したり、汚れにくい場所から撮り始めたりといった配慮も大切です。

9-2. 人混み・プライバシー対策

「写真を撮っていたら、知らない人がたくさん写り込んでしまって...」人気スポットでの撮影でよくある問題です。

人混み対策では、撮影時間と場所の選択が重要。平日の午前中や夕方なら、週末の昼間に比べて人出が少なくなります。また、メインの撮影スポットから少し離れた場所でも、同じような雰囲気の写真が撮れることがあります。現地の下見ができれば理想的ですが、難しい場合はネットで混雑状況を調べておきましょう。

プライバシー対策では、撮影場所と内容に注意。SNSに投稿する予定がある場合は、自宅周辺や職場近くでの撮影は避けた方が安全です。また、個人が特定できるような建物や看板が写り込まないよう、撮影アングルにも配慮を。

通りすがりの人への配慮も忘れずに。三脚を使う場合は通行の邨げにならない場所に設置し、撮影に夢中になって周囲への注意を怠らないようにしましょう。

9-3. 写真の活用アイデア(ウェルカムボード等)

「素敵な写真が撮れたけど、どうやって活用すればいいかわからない」そんな方のために、カジュアル前撮り写真の活用法をご紹介します。

結婚式での活用なら、ウェルカムボードやプロフィールブックの素材として大活躍。堅苦しいドレス写真とは違って、親しみやすい雰囲気でゲストをお迎えできます。また、披露宴の映像演出や席札にも使えて、会場全体にふたりらしさを演出できるでしょう。

日常での活用では、新居のインテリアとして飾ったり、年賀状の素材にしたり、家族への報告に使ったりと用途は無限大。特に大きくプリントしてリビングに飾ると、毎日幸せな気持ちになれます。デジタルフレームに入れて、スライドショーで楽しむのも素敵ですね。

記念品制作では、フォトブック、カレンダー、マグカップ、Tシャツなど、様々なオリジナルグッズが作れます。両親へのプレゼントとしても喜ばれること間違いなしです。

11. まとめ|"ふたりらしさ"をカジュアル前撮りで残そう

「結婚の記念写真は残したいけど、堅苦しいのは苦手」「もっと自然体で、普段の私たちらしい写真を撮りたい」そんな想いを抱いているカップルにとって、カジュアル前撮りは理想的な選択肢です。

この記事でお伝えしてきたように、カジュアル前撮りには従来のウェディングフォトにはない魅力がたくさんあります。費用を抑えながらも質の高い写真が残せること、スケジュールの自由度が高いこと、そして何より、自然体の二人を記録できることです。

大切なのは、「完璧な写真」を目指すことではなく、「二人らしい写真」を残すこと。笑い合っている瞬間、手をつないで歩いている後ろ姿、見つめ合っている優しい表情...そんな何気ない瞬間こそが、きっと一生の宝物になるはずです。

あなたの理想のフォトウェディングを実現しませんか?

経験豊富なプロのカメラマンと一緒に、後悔のない素敵な思い出を作りましょう

無料相談に申し込む
torutokoya
bytorutokoya

Top