東京で叶える紅葉前撮り・フォトウェディング完全ガイド｜見頃・おすすめロケーション・料金相場

旧安田楠雄邸

「こんな素敵な場所が東京にあったなんて」

初めて訪れる方が必ず口にする言葉です。

千駄木にひっそりと佇む旧安田楠雄邸は、大正期の山の手住宅の代表格として知られる歴史的建造物。

書院造の客間から眺める庭園の紅葉は、まるで一幅の絵画のような美しさです。

特に注目は、邸内唯一の洋間である応接間での撮影。

西洋風の家具と紅葉が織りなすレトロモダンな雰囲気は、他では味わえない特別感があります。

雁行形に配された建物の構造により、どの部屋から撮影しても異なる表情の庭園を楽しめるのも魅力。

サンルームからの自然光を活かした撮影や、「残月の間」の格調高い和室での撮影など、バリエーション豊かなカットが期待できます。

撮影には事前申請が必要ですが、他にはない上質な和装前撮りを叶えたい方にはぜひおすすめしたいロケーションです。

旧細川侯爵邸

「まるで海外のお城みたい！」

多くの花嫁が憧れるのが、文京区にある旧細川侯爵邸です。

1936年に建てられたチューダー・ゴシック様式の西洋館は、東京都指定有形文化財に指定されている貴重な建造物。

元首相細川護煕氏の祖父である細川護立が建てた本格的な洋館で、各部屋がそれぞれ異なる個性を持っているのが特徴です。

半円のサンテラスがある「魚の間」では、大きな窓から差し込む自然光と紅葉の景色が絶妙にマッチ。

三連アーチと植物図柄の壁紙が印象的な2階サロンは、まさにヨーロッパの貴族の館のような雰囲気です。

和洋折衷の設計思想により、和室での撮影も可能で、一つの邸宅で和装と洋装両方の魅力を引き出せるのは大きな魅力。

広大な庭園も文化財指定されており、ガーデンウェディングスタイルの撮影も人気です。

格式と品格を重視したい方には理想的なロケーションといえるでしょう。

旧平田源七邸

歴史ある邸宅での撮影をもっと手軽に楽しみたい方に人気なのが旧平田源七邸です。

明治・大正期の貴重な建築様式を残すこの邸宅は、格式高さと親しみやすさを兼ね備えたロケーション。

比較的こぢんまりとした規模ながら、日本建築の美しさを存分に味わえる設計が魅力です。

縁側から眺める庭園の紅葉は、日本の秋の風情を存分に感じられる絶好の撮影スポット。

特に注目は、伝統的な和室での撮影シーン。

畳の温かみと障子から差し込む柔らかな光が、和装の美しさを一層引き立てます。

庭園に面した広縁では、季節の移ろいを感じながらの撮影が可能で、自然な表情を引き出すのに最適。

また、茶室での撮影では、茶道の精神を感じられる静寂な空間で、凛とした和装姿を残すことができます。

料金面でも比較的リーズナブルに設定されていることが多く、初めて歴史的建造物での撮影に挑戦する方にもおすすめ。

アクセスも良好で、準備から撮影まで一日を通してゆったりと過ごせるのも嬉しいポイントです。

旧泉山吉兵衛邸

「和モダンな雰囲気で撮影したいけれど、あまり知られていない場所がいいな」

という方にぴったりなのが旧泉山吉兵衛邸です。

実業家として活躍した泉山吉兵衛の邸宅として建てられたこの建物は、大正期の粋な住宅建築を代表する貴重な文化財。

純和風の造りながら、当時としては先進的な設備や意匠が随所に見られ、伝統的でありながら洗練された雰囲気を持っています。

特に注目は、手入れの行き届いた日本庭園での撮影。

四季折々の植栽が織りなす美しい景観の中で、どの角度から撮影しても絵になる構図が楽しめます。

座敷からの庭園の眺めは格別で、季節の移ろいを感じながらの撮影が可能。

また、書院造りの客間では、格子戸から差し込む自然光が和装の美しさを優雅に演出します。

比較的撮影希望者が少ないため、ゆったりとした時間の中で撮影に集中できるのも大きな魅力。

和装はもちろん、ナチュラルなウェディングドレスとの相性も抜群で、上品で落ち着いた大人の前撮りを希望する方には特におすすめしたいロケーションです。

旧岩崎久彌邸

「日本の財閥建築の最高峰で撮影したい」

そんな贅沢な願いを叶えてくれるのが旧岩崎久彌邸です。

三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の長男である久彌の本邸として1896年に建てられた、明治期を代表する西洋建築。

英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計した本格的な洋館は、ジャコビアン様式を基調とした重厚で格調高い造りが特徴です。

特に注目は、大階段での撮影シーン。

豪華な装飾が施された階段は、ドレスの美しさを最大限に引き立てる絶好の撮影スポット。

1階のホールや客室では、高い天井とステンドグラスが織りなす荘厳な雰囲気の中で、まるで貴族のような優雅な撮影が楽しめます。

また、隣接する和館では、書院造りの格式高い空間で伝統的な和装撮影も可能。

洋館と和館を移動しながらの撮影により、一つの邸宅で多彩な表情を残すことができるのも大きな魅力。

現在は重要文化財に指定されている貴重な建造物での撮影は、他では決して味わえない特別な体験となるでしょう。

旧鳩山邸

「政治の舞台となった歴史ある洋館で撮影したい」

そんな特別な思いを叶えてくれるのが旧鳩山邸です。

元内閣総理大臣・鳩山一郎の邸宅として1924年に建てられた、大正ロマンを代表する洋館建築。

設計者は岡田信一郎で、英国風の重厚な外観と優雅な内装が見事に調和した、格調高い建造物です。

特に注目は、応接室での撮影シーン。

高い天井と重厚な家具が配された室内は、まるでヨーロッパの貴族の館のような雰囲気で、ドレス姿が一層映える空間。

大きな窓から差し込む自然光が、花嫁の美しさを優雅に演出します。

また、階段ホールでの撮影では、美しい手すりの装飾とステンドグラスが織りなすクラシカルな背景で、ドラマチックなカットが期待できます。

政治家たちが集った歴史ある客間では、格式高い雰囲気の中での撮影が可能。

庭園も見事に整備されており、洋館を背景にした屋外撮影も人気です。

日本の政治史に名を刻んだ邸宅での撮影は、他にはない特別感と重厚感を演出してくれるでしょう。

昭和記念公園

自然の中でのびのびと撮影したいカップルに人気なのが昭和記念公園です。

立川にある広大な国営公園で、総面積180ヘクタールという圧倒的なスケールが魅力。

特に秋のイチョウ並木は圧巻で、「かたらいのイチョウ並木」と「カナール沿い」の2箇所で黄金色のトンネルを楽しめます。

園内の日本庭園ではカエデ類約300本が美しく紅葉し、池に映る逆さ紅葉も絶好の撮影スポット。

広々とした芝生エリアでは、ドレスの裾を美しく広げた撮影や、自然な笑顔のカジュアルショットが人気です。

季節ごとに開催される「黄葉・紅葉まつり」の期間中は、園内がライトアップされ、幻想的な夜間撮影も可能。

アクセスも良好で、JR立川駅から徒歩圏内という立地の良さも魅力の一つです。

代々木公園

都心の利便性を重視したいカップルにおすすめなのが代々木公園です。

原宿、表参道、渋谷からアクセス抜群の立地でありながら、豊かな自然に囲まれた撮影が楽しめます。

園内には約1300本の木々が植えられており、ケヤキ、イチョウ、モミジが順番に色づく様子を楽しめるのが特徴。

特に噴水池周辺のモミジ林は、真っ赤な紅葉と水面の反射が美しく、ロマンチックな撮影スポットとして人気。

原宿門側のイチョウ並木では、都会的な背景と黄金色の葉のコントラストが印象的な写真が撮れます。

広々とした芝生エリアや水景施設もあり、様々なシーンでの撮影が可能。

撮影後は表参道や原宿でのショッピングや食事も楽しめるため、一日を通して充実した時間を過ごせるでしょう。

有栖川記念公園

「穴場スポットで人が少ない場所で撮影したい」

という方におすすめなのが有栖川記念公園です。

港区南麻布にある都立公園で、江戸時代は盛岡南部家の下屋敷があった由緒ある土地。

丘陵地の地形を活かした立体的な庭園構成が特徴で、渓谷や池、滝などの変化に富んだ景観を楽しめます。

特に大きなアーチ状の石橋は撮影の目玉スポットで、燃えるような紅葉をバックにした撮影は非常にロマンチック。

園内の池に映る紅葉の鏡面効果も美しく、幻想的な写真が撮れます。

比較的観光客が少ないため、ゆったりとした時間の中で撮影に集中できるのも大きなメリット。

ペット同伴での撮影も可能なので、愛犬と一緒に家族写真を撮りたい方にも人気です。